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自主憲法 自主防衛 自主エネルギーの日本でありたい
  
   
 百姓は一人ではできない。
 確かに機械化や効率化が進み、一見すると昔のように共同で田植えや稲刈りは、生産組織的なものを除けば共同作業ではなくなってきている。
 
 しかし溜池の維持管理や用排水路の整備などは、その地の受益者みんなでやる仕事だったりするのだ。

 という事で、今日は大用水路の「いざらい」だった。
 町内会のどぶさらいとは少し違う大規模な用水路周辺を、最上流から最下流までまんべんなく地域からの人夫が出て作業に当たる。私の仕事はチェーンソーや、鉈鎌等で用水路上に垂れ下った竹や木の枝を取り払う仕事だった。

 
 全体では相当な数の人が出て、二百年の歴史を持つ用水路をきれいにするのだ。
haru

 いや実はこれこそが水田耕作特有のコミュニケーションであり、畑作を中心とした農業文化とは一線を画すものなのだ
 そして「村社会的メンタリティー」の基盤ともなっており、「瑞穂の国」の国民性の潜在意識なのだ。
 ・・・・・などと私は作業をやりながら考える。

 
 最近これが極めて希薄になって来ている。
 当然都会ではこんな事が潜在意識になる訳がないと思われるだろうし、折からの「グローバルスタンダード」では、水は環境でしか語られていない。


 百姓は、上流は上流の、下流は下流のそれなりの「水」に対する意識を持ち、用水はきれいに、排水とてもむげには汚さず、海に流そうとする。
 そして共同作業によって、人と人との繋がりを学んで行くのだ。


 休憩中や、作業後の慰労会等で若者は中堅の、中堅はベテランのそれぞれ人生学を学ぶことができるのだ。


 よくしたもので憎たらしげだと思っていた人物もそういう場で「五分の付き合い」をしてみると意外と良い人だという事に気がついたりするものだ。


 ニュースで隣近所同士で殺人事件とかがおきたりするが、こういうコミュニケーションの積み重ねなど大事にしてこなかったことも原因だったりするんだろうなー。   等と・・・。


 と、考えているとお昼前に仕事は終わった。

haru

 この時期の春を告げる花なんか眺めながらの作業は誠に気持ちがいいものなのだ。

 最近にわかに「農業」が注目されているが、この手の「潜在意識」が呼び戻されるひとはなんとかなるかもしれないが、単なる「仕事・金儲けの手段」という考え方だけでは、到底長続きはしないんだろうなー。

【2009/04/12 16:13】 | 日々是好日
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duca-me
そういやこの辺りもそろそろですなぁ(笑)>水路の掃除
ただ、この辺りは農家もそうでない家も関係なく参加してます(爆)>半ば強制的かも(^^;)
でも、おっしゃる通りコミュニケーションの場になるんですよね(^^)v

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おやじ
>半ば強制的
いや、最初はそんなもんですよ。
で、次第に地域の宝と感じるようになるんですね。
中にゃ「勘違いの人」とかがいて、著しく雰囲気を壊したりすることがあるんでなかなか難しいんですがねぇ。

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コメント
この記事へのコメント
No title
そういやこの辺りもそろそろですなぁ(笑)>水路の掃除
ただ、この辺りは農家もそうでない家も関係なく参加してます(爆)>半ば強制的かも(^^;)
でも、おっしゃる通りコミュニケーションの場になるんですよね(^^)v
2009/04/12(Sun) 23:38 | URL  | duca-me #-[ 編集]
No title
>半ば強制的
いや、最初はそんなもんですよ。
で、次第に地域の宝と感じるようになるんですね。
中にゃ「勘違いの人」とかがいて、著しく雰囲気を壊したりすることがあるんでなかなか難しいんですがねぇ。
2009/04/13(Mon) 11:54 | URL  | おやじ #-[ 編集]
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